総括
F5が20世紀最後のニコン一桁となり、次のフラッグシップが出るのかという不安は ありましたが、見事に発表・発売されました。 昨今のようにデジタル全盛期に、あえて送り出すニコンには脱帽というしかありません。 プロユースを前提としてFシリーズを作りつづけてきたニコンが、ここに来て フラッグシップをDシリーズにシフトした後、フィルム一眼の高級機(ニコンの フラッグシップとはおそらく別)の存在意義が問われているのではないかと思います。 市場での評価は、おそらく「フィルム一眼の最高級機が発売された」、その一点が 非常に大きいと思います。 プロユースとしてのフィルム一眼は、おそらくF5で完成されていたと思いますが、 やはりアマチュアには使い勝手が悪く、かといってF100では力不足の面がある ことは否めません。 私の第一印象は、「やっと本当のF5のサブ機が出てきたなぁ」というものでした。 F5のレスポンスを継承しつつ、小型化されたボディや、測光系の操作性などは 目を見張るものがあります。 まだF6との付き合いは始まったばかりですが、ポテンシャルを引き出せるように がんばりたいです。 |